2006年11月28日

こころを言葉に

腑に落ちました。

子どもの心を理解するのに、とても大切なポイントがそこには書かれていました。


子どもの心を「親がわかる」ことが大事なのではなく、子どもが自分の心が「自分でわかる」、そのころちゃんと「言葉にできる」、ということが成長のために、とくに大きくなった時にとてもとても大切なのだと思うようになった。


子どもがぐずる、わめく、イライラして泣く、怒る、わけの分からないことを言い募る、ということはとても多い。
でも、そういう自分の不安やイライラ、モヤモヤが子ども自身にも、わけが分からないのだ。
それを分からないままにしておくことは、気持ち悪いし、多分、それが問題なのだ。


できるだけ、それがわかるように、言葉化できるように親が助けてやる、その助けを通じて、親は初めて子どもの心をつかむことができるのだと思う。


・・・子どもがぐずったり、泣いたりしている時は「どうしてかな?」と聞いて、さらに
「○○クンがぶった」とか言ったら、「そりぁあ、怒るね、気持ちわかるよ」と共感しながら、「でも、どうしてぶったのかな?」ああかな?こうかな?とヒントを与えつつ一緒に子どもの心のモヤモヤの原因をはっきり言葉にして、見つけさせ、すっきりするように心掛けていた。


怒りや悲しみといった不快な感情は、言葉にし難いから余計にどうしていいかわからず・・・また、言葉よりも感情が先に溢れてくるので、涙や時には暴力といったもので出てしまうのだと思います。


「泣いていてもわからいでしょう?」「どうして叩くの?」

ついつい親は質問攻めをしてしまいます。
それは子どもが自分を振り返り、「なぜ」を言葉で表現することへの”チャンス”を奪っている気がします。


そして、「自分の心」が表現できるようになったら、自分の心の動きを段々理解できるようになり、大きくなった時に、「自分のことは自分で決められる」ようになるのではないでしょうか。
  


Posted by 山羊 at 21:43Comments(0)kodomo

2006年11月26日

子育て支援活動

「子育て支援」のグループ登録に引き続き、兵庫県民局の中にある「まちの子育てひろば」に、”ひろばアドバイザー”の登録をしました。


これは、地域にある「子育てサークル」などから育児相談などの要請があった時に、子育てひろばから”派遣”されて赴くシステムになっています。

自分の今までの経験を活かし、どんな相談・援助ができるか申請し、先方の要望とこちらの援助内容がマッチすれば顔合わせをします。



私は心の相互ケア「タッピング・タッチ」体験講座と「育児相談」全般を申請しました。

育児を”しんどい”と感じている親御さんたちの中には、育児を通じて「自分のイヤなところ」を見てしまい、余計に自分がイヤになった・・・と言われる方も少なくありません。

子どもが”いい子”に育たないのは、「全て自分のせい」と自分を責めることによって、自尊心が持てなくなり、子育てそのものに自信がなくなってしまう・・・ということは多かれ少なかれ、誰でも経験したことではないでしょうか。


「ただ一緒にいることの心地よさ」「スキンシップの温もり」を、タッピング・タッチを通じて感じていただければ嬉しく思います。

いつかどこかで、お会いできることを楽しみにしています。
  


Posted by 山羊 at 19:29Comments(0)kodomo

2006年11月25日

「子育て」と「介護」の共通の”しんどさ”

「介護」をしていて一番辛いのは、物理的な大変さよりも、本当は「介護」という場面に映し出される「自分のおぞましさ」」を見なければいけないことだ。
(中略)
私は自分のことを「優しい人間だ」と思ってきたし、人からもよく言われてきたのだ。
ところが「介護」をしていると、優しくない自分がむき出しになる。

(中略)
「ああ、なんて、私っていやな人間なんだろう。ああ、エゴイズムの塊だあ」
私は自分の中にある悪意に愕然として、そういう自分が許せなくて、深夜に一人、号泣したりしたのだ。



久田 恵さんの「家族を卒業します」の一文です。


私はこの文章を読んで、「育児」のしんどさとの共通点を思いました。


子育てを経験して「自分って、思ったより子どもが好きじゃないんだ」と気が付いたという声も聞きます。
そして、それに気が付いたときにショックだったと。。。
「母親は無条件に子どもを愛するものだ」という一般的な真理が、そういう心をより苦しめることも珍しくありません。


介護地獄」を作っているのは、福祉がひどいせいだ。という声を頻繁に聞くけれど、
「介護」にかかわる私たちのエゴイズムを克服する価値観を、共に見つけ出す努力もしないままに、そのことに苦しみもしないで、皆のいやなことを肩代わりするだけの思想のない施策ばかりを求めて、結局は自分たちの日々をシアワセじゃないものにしてしまうのではないかしら?



育児の問題もそうだと思います。
働くお母さんにも子育てしやすい施策や環境を整えてあげるだけでは、「育児の悩み」は解決しないと思います。

育児をする上での本当の「心のしんどさ」を、共感・理解し見守り寄り添う”温かい視点”がベースにあって初めて、そういう施策が生きてくるのだと思います。

「介護」も「育児」も、自分と向き合う作業という意味では共通しています。

心がしんどくなったとき、どうか自分を責めないでください。
「ありのまま」の自分を受け入れること・・・いつも心に留めておきたいですね。
  


Posted by 山羊 at 21:35Comments(2)育児・育自・育地

2006年11月23日

生きるチカラとは

「生きるチカラ」を子どもに身につけさすには、どうしたら良いか?


塾に通い、進学校に行かせる?

水泳教室など、体力をつける習い事をさせる?

とにかく”遊ぶ”?



・・・・どれも一部はその通りだと思います。



一番大切なことは「自尊心」を持たせることだと思います。



「自尊心」とは、自分自身を大切に思う心です。

「自尊心」とは、自分のイノチを尊いものだと思う心です。

「自尊心」とは、生まれてきたことを有り難いと思う心です。




子どもに過度の期待をせず、親の夢を押し付けず、「ありのまま」の子どもの状態を受け入れてあげること・・・

「できないこと」をなくそうとするのではなく、「できること」を褒めてあげること・・・

「子どもなりの成長」を、共に喜ぶこと・・・


「親から肯定された出来事」の積み重ねが、子どもの”自尊心”を伸ばすと思うのです。



大人になっても、周りの人たちとそういう人間関係を築きたいですね。
  


Posted by 山羊 at 20:53Comments(0)kodomo

2006年11月17日

街角に落ちていた”見えない涙”

「お菓子は買わへんのやから 触ったらあかんやろ!」

「あんたが そんな所におるから邪魔やねん」(実際店内はガラガラで 通行の妨げには全くなっていませんでした)




怒られていたのは、小学校低学年の女の子です。


妹も一緒だったのですが、妹にはお母さんは優しく接していました。



実はその親子は、以前にも出会ったことがあります。

その女の子が幼稚園くらいの時ですが、その時もやはりお母さんは姉だけに怒っていました。
(その時はもっと酷い状況でした)



・・・・・・・女の子の悲しそうな表情と痛々しいアトピーに胸が痛みました。


私が神戸市のファミリーサポーターの協力会員に登録したのも、そういう親子に出会ったのがきっかけです。

お母さんもまた、被害者なのだと思います。

「愛情のタンク」が満たされないまま大人になり、親になり・・・


「育ちが良い・悪い」を”愛情の質”で考えるならば、今まさにその子は「育ちが悪い環境」で育っているのでしょう。

「育ちの悪さ」の弊害は、思春期以降に顕著に出ます。




近い将来に来るであろう「超高齢化社会」を憂うよりも先に、”自分の人生に責任を持てる”大人になるよう、子どもに「愛情という心の栄養」をいっぱい与え、「育ちの良い」環境を整えてあげることが大切だと思います。


「育児支援」のための情報発信を、今後もいろいろな形でしていきたいと思っています。
  


Posted by 山羊 at 22:38Comments(4)kodomo

2006年11月16日

スキンシップいろいろ

「ハグ」・・・アメリカにいる時は、毎日のようにしていました。


子どもたちとも”無意識に”日常的にしていたように思います。


街を歩いていても、観光地に行っても、スーパーマーケットでも、コーヒーを飲んでいても、至る所に"ハグ”が溢れているのですから、自然と「ハグモード」になりますね。


余談ですが、行き付けのオーガニックマーケットのキャッシャーさんともいつの間にか「ハグ友だちに」!
(日本で、一々レジの人とハグしてたら「???」ですよね(汗)




ただ、アメリカでは子どもと夫婦の寝室は、子どもが小さい時から分けています。


私は、日本の”添い寝”の慣習は、子どもの精神の安定にとても良いと思います。
夜中に目が覚めたときに、側に親がいるととても安心しますね。


それから”抱っこひも”
アメリカでは意外とお父さんのしている姿を多く見かけました。
全く違和感なかったです。


”おんぶ紐”ですが、私は「子どもを背中にくくりつけて」ということは、あまりしなかったうように思います。

でも「子どもから目が離せないから何もできない」のではなく、背中にくくりつけることによって「一緒に」できることも増えるかもしれないですね。



ハグ・抱っこ・おんぶ・・・・どれも子どもにとっては何よりのスキンシップです。




段々寒くなってきました。

いっぱいくっついて親も子も暖かくなりましょう♪  


Posted by 山羊 at 22:26Comments(0)リラックス

2006年11月11日

心の相互ケア「タッピング・タッチ」

トン トン トン・・・・

指先の柔らかい部分を使って、左右交互に背中をトントントンと軽くたたきます。

「触れる」と「たたく」の間くらいの感覚です。

一秒間に左右一回ずつくらいの速さで、心地よい音楽と共にゆったり・まったりします。

縁側で日向ぼっこをしているような・・・やさしい時間が流れます。






私は、このタッピング・タッチの講習会を初級・中級・上級と終了したのですが、いろいろな所で、ご縁
のあるいろいろな方たちに「種まき」をさせていただいています。




4月~6月は、知的障害者の方の小規模作業所(喫茶店)で、利用者の方たち数名と職員の方と一緒
に、定期的にさせていただいていました。

利用者の方たちはとても感性が豊かで、型にはまらない”自由な”感覚で、いつも新鮮な発見があり
ました。

笑いの絶えることなく、とても楽しい時間でした。





5月からは、月に一度ですが、三ノ宮にあるクリニックでさせていただいています。

毎月第二火曜・午後1時半~3時です。

もしご興味のある方は、クリニック関係以外の方も参加を受け付けていますので、直接オーナーの方

までお問い合わせ下さい。詳しい場所や参加費など、お知らせいたします。

ゆったりしたスペースで、小人数でしていますので、お気軽にどうぞ。。。。




また、出張も受けつけております。
何か講習会や集まりのある時に、お互いの緊張感をほぐす一つの方法としてご活用いただければ、と
思います。


医療現場や育児支援の場
で、看護師さんや子育てサークル等の方たちにもお勧めさせていただいています。




みなさまとのご縁がつながりますよう・・・心から願っています。

ありがとうございます♪
  


Posted by 山羊 at 20:21Comments(0)リラックス

2006年11月10日

子育て何でもぶっちゃけ!その⑨

「ITのある風景」

「子どもと見る風景」




ある公園での風景です。

幼稚園くらいの子ども数人が公園の砂場で遊んでいました。

砂場の横のベンチでは、その子どものお母さんらしき数人が座っています。

ふと目をやると、お互い会話しているのでもなく、ましてや子どもを見守っているのではなく・・・・



「携帯メール」をしていました。



子どもの「ママ~」と言う声で、われに返ったようで、ようやく子どもの方に目を向けました。




こういう風景は決して珍しくなく、日常の至るところで見かけます。

子どもと歩きながら、電車の中で、バギーを押しながら、赤ちゃんを抱っこしながら、そして子どもを側で遊ばせながら・・・・




赤ちゃんや子どもは、携帯が何かわかりません。

けれどお母さんが「自分以外に意識が向いている」ということは、本能的に感じるのではないでしょうか。





一日中、子どもと真正面から向き合うのは大変なエネルギーが必要です。

「たまには 一人になりたい~」と思うのも自然なことです。





ただ「子どもと見る風景」は、今しかないのです。



砂場の砂も、子どもが遊ぶから生きてきます。

空の雲も、落ち葉も、子どもの視線で見ると違ってきます。

いつも歩く道も、子どもと手を繋いで歩くと何か発見があります。

電車の風景も、子どもと一緒に見ると退屈しません。




子どもが大きくなって一人で同じ風景を見ると・・・・明らかに子どもと一緒に見た風景と違っていること
に気づくのです。



「心を育てる種」は、日常のささやかな積み重ねと周りの大人の豊かな感受性の中にあるのだと。。。
  


Posted by 山羊 at 09:43Comments(0)kodomo

2006年11月09日

子育て何でもぶっちゃけ!その⑧

「○○が怒るから(または○○に怒られから) やめなさい」



良く言われる「間違った叱り方」です。




例えば病院の待合場所で。

「じっとしてなさい。先生が注射しにくるよ。」

「ほら、あの看護師のお姉さん、睨んでる。怖いよ~。」





全てを”他人のせい”にして「怒られないために」行儀よくする」と子どもに教えて

いる親御さんを、時々見かけます。




電車の中、図書館、デパート、スーパー、ファミレス・・・など公共の場所全てにおいて、そこで一生懸

命働いている方たちを怒りんぼうの”悪もの”にしてしまい、肝心の「何故」騒いだらいけないか、

「何故」じっとしていないといけないか「本題」がすっ

かり抜けています。




たとえ何ヶ月かの赤ちゃんでも、筋道立てて理由を説明することは必要だと言います。

ましてや、2歳~になると、子どもはちゃんと理解してくれると思います。



「逃げない子育て」


親もその場で恥ずかしいと思う気持ちに少しだけ”勇気”を持って、毅然とした態度で子どもと接するこ

とができればいいですね。



・・・・・・かくいう私も、そういう怒り方こそしませんでしたが、公共の場で困った経験は数知れず・・・・

特に男の子の場合、大変でした。



いろんな世間を親も子も経験しながら、成長するのですね。
  


Posted by 山羊 at 13:01Comments(2)kodomo

2006年11月08日

子育て何でもぶっちゃけ!その⑦

「親の顔が見たい」





子どもが何かした時(大抵は悪いことですね)、良く言われる言葉です。

この言葉は、親に対する暗黙の非難であり、親にとっては耳の痛い言い方ですね。




何がしんどいかって・・・・・それは




「子どもの世間での評価=親の育て方の評価」

親は、子どもを通じて世間から”間接的に”(時には直接)評価を受けているのです。




「あんたが○○○なことするから 親は恥ずかしい。親の顔にドロを塗って」

これは、親のサイドからしか子どもの行動を見ていない”典型”だと思います。

子どもは”親のために”いい子になるのではないのです。

親のために、世間に迷惑を掛けてはいけないのでは、ないのです。




逆のことはもっと顕著でしょう。

子どもがいわゆる”出来る”子だった場合、親への評価も上がります。






「子どもは親の鏡」と言われますが、だからこそ子育ては一方的に親が育てるのではなく

”裏と表”の「親子の育ち」の道のりなのでしょうね。
  


Posted by 山羊 at 06:41Comments(0)kodomo

2006年11月07日

子育て何でもぶっちゃけ!その⑥

「比較しない子育て」

「(相対評価ではなく)絶対評価の子育て」




どちらも本質は同じです。



”子どもも一人の人間として 人格を尊重する”





”自尊心”





「子どもなんだから 関係ない」(子どもに聞かれて困ることは いない時に話しましょう)


「子どものくせに・・・」(~のくせに、とは差別した言い方ですね)


「子どもは親の言うことさえ聞いたらええんや」(親は絶対的存在ですか。子どもの人格は?)




子どもだから、生活年齢が親より少ない分、経験数や学習能力も育っていないのは当たり前です。

その未熟さを、一緒にその時に教えてあげたり、サポートしてあげることはもちろん必要です。



そのことと「子どもの人格を認めない」言い方をするのとは、全く別の話です。




子どもの”自尊心”が育つとは、子どもの時から親に「一人の人間として」

扱われていたか、そういう言い方をされていたか、という所の影響が大きいように思うのです。



自尊心の育った子どもは、自然と自分を大切にする気持ちが

芽生え、同時に他人をも思いやる気持ちが育ちます。






・・・・最近の「いじめ・いじめられ問題」を見ているとあまりにも”自尊心”が低い子どもたちが増え
ているのかな、という感じがします。


  


Posted by 山羊 at 23:35Comments(0)kodomo

2006年11月06日

子育て何でもぶっちゃけ!その⑤

「自分が苦手なコト」・・誰にでもあると思います。



どうやって、その苦手なものができたか。。。。人それぞれですが、私の場合はというと。




「自分の作品を みんなの前で 否定された」


○十年前の幼稚園の頃。

一人一人、画用紙に好きなものを書いて、お面を作りました。

私は黄色い喋々を書いたのです。

ところが、あんまり気に入らなくて、それを二つに折ってしまいました。

「先生に怒られるかも?」と心配になりました。


案の定、それを見つけた先生は、「○○ちゃん、喋々の絵、下手やね。下手な絵を折ったらもっとあか

んよ!」と、大きな声で怒りました。(余談ですが、その先生は臨時の先生でした)




・・・・その時からです。私は自分の絵にコンプレックスを感じるようになりました。

何を書いても「どうせ 下手やから」という意識が先に立って、上手く描けなくなりました。





こう考えると、子どもの時に受けた”言葉の影響”って、意識している・意識していないに関

わらず、沢山あるのだと思います。




学習能力がまだ発達していない子どもが失敗するのは”当たり前”です。

子どもの中には”上手” ”下手” という概念はありません。(ある年齢になると、「自分の中での」相対

評価が出てくるのだと思います)



「相対評価」ではなく「絶対評価」をされることによっ

て、子どもは”自己信頼”を築くのでしょうね。








  


Posted by 山羊 at 20:09Comments(2)kodomo

2006年11月05日

子育て何でもぶっちゃけ!その④

「比較しない子育て」・・・・・・の続きです。




乳幼児期と学童期に入ってからとでは、子どもの”気になること”が違ってきます。



学童期以前は「身体はちゃんと成長してるか」「食事の栄養は足りているか・どうしたらご

飯を多く食べるか」または「楽しく友だちと遊べているか」「年齢相応の生活習慣が身についているか」

など、多くは”身体の成長”と”食事などの生活習慣全般”ですね。



ところが、学童期以降になると、そのことに加え”勉強”というものが入ってきま

す。そして人間関係などの”社会性”




子どもの心身の成長も、個人差が広がってきますし個性も顕著になってきます。



そこで親はというと・・・・


私はある程度子どもの個性がはっきりしてきてから 親のタイプが二つに分かれると思うのです。




とっても大まか!です。



「子どもの個性を 個性として受け入れ それに合わせた関わり方をする」





「子どもの個性は認めつつも 他の子どもや世間的なことが気になり 事あるごとに 他と比較し

たり自分の理想と違うことを認識し 子どもの言動が気になる」(そのことを 子どもに言ってしまう場

合が多い)





大抵の場合は、この”ミックス”かもしれないですね。



私も、頭では十分に理解していました。


でもやはり、他の子の話を持ち出して、子どもの心を傷つけてしまったことも・・・・

「○○くんは えらいね。」←(子どもからは)「どうせ 僕はあかん って言いたいんやろ?」



無意識に言った言葉ですが、その時急に子どもの機嫌が悪くなったのを覚えています。





「一人の人間として 尊重する」



これは 大人の世界も子どもの世界も 関係ないのですね。



そして何歳になっても ”自分”という存在を 一番認めて欲しいのは 「親」であることも・・・・




  


Posted by 山羊 at 06:34Comments(0)kodomo

2006年11月04日

子育て何でもぶっちゃけ!その③

「比較しない 子育て」



わかっているけど、どうしても他の子と比べてしまう・・・・・ 





子育てには”つきもの”ですね。

それは、幼児期のみならず、学童期以降にも及びます。

家庭によっては、兄弟・姉妹間にも日常的に起こります。




生まれたとき、身体の大きさも持っている遺伝子も一人一人違うのに、いつのまにか「標準より」

「他の赤ちゃんと比べて」など、”比較”しながらの子育てになってしまうように思います。


「何ヶ月検診」に行くと、それは顕著に現れます。


同じ一歳半~でも、随分と体格も運動能力も違います。

他の子どもを見渡して、「うちの子と違う」と一喜一憂したり。。。




ちなみに、下の息子は、一歳半検診の時、歩けませんでした。



ハイハイがとても好きで、ずっとしていました。

保健師さんにいろいろ言われましたが、気にせず、結局、よちよち歩きは1歳8ヶ月くらいでした。


もちろん検診は、早期に異常を見つけるのにとても大切です。大事なのは、必要以上に「標準」を気に

することはない、ということです。





「うちの子は、もう○○ができるの」

「それって、ちょっと遅い(おかしい)んじゃない?」



お母さんたちの会話で良く聞かれるフレーズです。


その言葉に揺れることなく、

「日々のわが子の心身の成長」を、親御さんの目でしっかり☆見守ってあげると、子どもは、自然と「自分は自分のままでいいんだ」と思えるようになると思うのです。。。。。
  


Posted by 山羊 at 07:15Comments(0)kodomo

2006年11月03日

子育て何でもぶっちゃけ!その②

「育児に疲れたとき SOSを送れる人がいるか どうか」



これは、とても大切なポイントだと思います。



私は一人目を出産した時、まだ20代半ばでした。

実家の母は持病を抱え、入退院を繰り返していました。

出産時、一時的に実家に帰りましたが、結局子どもが生まれてまもなく母が入院。

結果的に、全て自分でしなければいけなくなりました。



37週入ってすぐに生まれた娘は、2500g少し超えたくらいの小柄な赤ちゃんだったことも手伝って、

母乳を飲むチカラが弱かったようです。

良く夜泣きをしました。

一人夜中に、泣く娘を抱いていると、とてつもない孤独感と不安が襲って来たのを覚えています。



そんなある日、民間の「育児相談」があることを知り、思い切って電話をしました。



ところが・・・・・


・・・・・・・返ってきた言葉の一つ一つが「教科書的」だったのです。



相手は一方的に話をすると、そのまま電話を切ってしまいました。



もちろん、相談員さんには親身になってくださる方も多くおられます。
たまたま、その時は そういう方に当たってしまったのでしょう。




ますます落ち込んで「誰に相談したらええの?」と自問自答の日々が続いたのです。




それでどうしたかというと・・・・・



病院に行った時に、看護師さんに相談したりたまたま知り合ったお母さんに話を聞いてもらったりして、何とか乗り切ることができました。



親が相談できる状態・状況であれば、一番心強いと思いますが、そうでない場合。


「話せる相手」というのは、とても重要になってくると思います。



育児はもちろん、育児書通りには行きません。

育児書に書いてある情報が役に立つ場合もあれば、逆に混乱する場合もあると思います。


氾濫する情報の中で、いかに「子どもの個性に焦点を当てたオリジナルな子育て」ができるか

親の心一つだと思います。








  


Posted by 山羊 at 08:52Comments(2)育児・育自・育地

2006年11月02日

子育て何でもぶっちゃけ!その①

「子育て」って、一言でいっても、親の在り方・子どもの在り方は千差万別。



私は保育士やセラピストの資格は持っていますが、教育の専門家ではありません。

自分にあるのはやはり人生・社会の”経験”だと思っています。



そんな「子育て」の”こんなこと” ”あんなこと”を、

ざっくばらんに話せたら、と思います。


お題はいろいろあると思いますが、皆様のご意見を元に、話を発展させていければと思います。




「今のこそだて こんなことがしんどい」と思うことは ありますか?






自分たちが育ってきた頃と、今現在の子どもを取り巻く状況は大きく変わってきてますよね。

ちなみに、私の子どもの頃は、携帯・パソコンはもちろんありませんでした。

田舎だったので(?)電話も長い間、黒電話でした。

三大習い事は 「ピアノ」「そろばん」「お習字」でした。

近所に塾もなかったし、小学生から塾という発想はありませんでした。

また、運動関係の習い事も必要なく、「遊び」で十分だったのだと思います。


治安の問題も大きいですね。

これだけ子どもを巻き込んだ事件・事故が多くなると「子どもの安全をどう守るか」
ということに神経を使います。





そんな「今」の社会状況の中で、子育てをされている親御さんたちの”しんどさ”について、

ご意見をお聞かせいただければと思います。
















  


Posted by 山羊 at 08:47Comments(6)kodomo

2006年11月01日

子どもの遊び

「米で鬼ごっこ禁止拡大」


アメリカの小学校で伝統的な子どもたちの遊び「タグ(鬼ごっこ)」を禁止する動きが目立っているそうです。


「子どもの怪我防止」か「外遊びによる健全育成」か、で議論を呼んでいるとか。


この背景には、怪我をした場合の責任を回避したいという、”教育現場の保身”があると、記事は語っています。

遊びに夢中になった子どもたちがぶつかったり、タッチではなく相手を叩くなど、怪我につながりかねないというのが禁止の理由だそうです。




子どもは、いうまでもなく「遊び」を通じていろいろなことを学びます。

どこまでしたら「危険」で、どこまでなら「安全」かなど、身体を使った遊びを通じて学んでいくのです。


鬼ごっこは、相手との駆け引きや瞬発力などを養うのに最適な遊びだと思います。

また走り回るので、ストレス解消になったり、体力もつくでしょう。



何でも「危険だから」ということで避けていたら、本当に危険なこととの境界がわからなくなり、その方が余計に”危険”だと思います。


大人の都合で、「生きるチカラ」を育む”遊び”を禁止するアメリカの一部の風潮に、危機感を覚えます。



そういえば、昔は良く見かけた”木のぼり”をする子どもの姿も、今はほとんど見なくなりました。


・・・・・・・・「見守る」子育ての難しさを、”遊び”の中にも感じます。  


Posted by 山羊 at 07:11Comments(4)育児・育自・育地
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プロフィール
山羊
四年間のアメリカ生活を経て帰国後、パートナーと別々の道を歩くことを決心しました。
当時、思春期の子ども二人を抱え、葛藤の日々でした。
「一人で子育て」をすることから感じた、日常を綴っていきます。
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