2006年10月29日

子どもを叱る その②

昨日の続きです。


②できる限り、感情を交えないこと

良く言われることですが、”怒る”のではなく”叱る”ことを忘れない。

これはある意味、とても難しいですね。
怒るときは、どうしても感情的になってしまいます。

子どもも、感情に任せて怒っているのか、本当に自分のことを心配して叱っているのか、本能的に察知するようで、親が感情的になっている時は、結構効き目がないことが多いように思います。



③子どもの目の高さまで背をかがめる

ちゃんと目線を高さに合わせ、目を見て言います。

とても大切な視点ですね、
”目を見て話す”というのに、大人も子どもも関係ないですね。
上からモノを言われると、とても威圧感があると思います。


④「いけないこと」をした理由を聞く

なぜそんな行動をしたのか、聞き出せる状態であれば、その言い分を聞いてあげましょう。


その時「なんで そんなことしたん?!」と、怒ったように聞かないようにすることは大事ですね。
感情的になっている時は、どうしても「なんでなん?」と、”問い詰めて”しまいがちですが、親も一呼吸置くようにしたいですね。


⑤叱られた理由をわからせる

どうして叱れているのか、本人に分かるようにはっきりと言います。

子どもにも、納得できる言い方・話し方が大切ですね。
そのためには、感情的にならず、筋道立てて、分かりやすいように話すことが必要になってきます。
親も”訓練”が必要かも?


⑥叱った後のフォローをする

叱り終わったら気持ちをきりかえて、「お母さん(お父さん)は、あなたが大好きよ」と言って、抱っこしたり背中をなでたりします。


このフォローが一番大切なような気がします。

子どもは、叱られると「嫌われているんじゃないか」と、不安になりますが、後でちゃんと
「叱ること」と「あなたを嫌いなこと」は、一緒ではないことを、スキンシップを通じて子どもに伝えると、
子どもはとても安心しますね。


虐待されている子どもは、常にこの「嫌われている」という不安に怯えています。
だから、必要以上に親の機嫌を取ったり、甘えたりします。



⑦叱らなければいけない時は、必ず同じように叱る

同じように悪い事をしたのに叱ったり叱らなかったりすると、良いことなのか悪いことなのか、子どもの中で混乱が起こってしまいます。

これも親が意識して気を付けないといけないことですね。
”一貫性”を持たせることは、母親と父親、両方ともに必要です。
母親と父親の意見や方針が違うと、子どもは指標」を失ってしまい、良いことなのか悪いことなのか判断がつかなくなります。




これだけ見ても、子育てって「親育て」なんだとつくづく思いますね。


私も基本的なことはちゃんと子どもに伝えたつもりですが、成長するにつれて、いろいろややこしい問題に遭遇したとき、「果たしてこれで良かったのか」と、自問自答することも多々ありました。

一生育自ですね。子どもを叱る その②


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この記事へのコメント
叱るって・・・確かに難しいですよね・・・。
その時の自分の気分で叱り方が変わってしまいます・・・。
でも、長く叱らない事と、叱った後に必ず『ハグ』をしてあげる事だけは、心掛けています。
Posted by ペペロンチーノtaka-suzu at 2006年10月29日 22:57
「長く叱らない」「必ずハグする」

この二点を守っておられるだけでも随分と違うと思いますよ☆

アメリカでは、親子で日常的にハグをしているので、この叱った後にハグをする、ということも普通ですが、日本では「意識して」することが必要ですね。

「叱り上手」「褒め上手」な親を目指したいですね!
Posted by 山羊 at 2006年10月30日 05:12
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プロフィール
山羊
四年間のアメリカ生活を経て帰国後、パートナーと別々の道を歩くことを決心しました。
当時、思春期の子ども二人を抱え、葛藤の日々でした。
「一人で子育て」をすることから感じた、日常を綴っていきます。
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